こんなところでも、バーコードが活用されてます
先日、久しぶりにABCマートで靴を買うことにしました。
買う商品を決め、店員に、欲しいサイズを伝えました。
するとその店員はスマホを取り出し、陳列棚についている、
商品値札のバーコードを読み取りました。
「在庫がありますので、すぐにお持ちします!」
と叫ぶや走り出し、すぐに商品を抱えて戻ってきました。
バーコードを読み、在庫確認をその場でしていたのです。
かつての靴屋のイメージなら、
サイズを告げると、店員が在庫確認に倉庫へ走ります。
「在庫を確認してまいります!」
この時点では、在庫の有無は店員も客もわかりません。
店員は倉庫で、在庫があるかどうかの確認から始まります。
で、なかなか店内に戻ってこない場合があります。
そんなときはたいがい、
「そのサイズはちょうど在庫をきらしているようで、
少し大きいこのサイズか、若干色違いのこの商品なら、
そのサイズのものがあります。」
などとなります。
さんざん待たされたあげくにそうなると、
客にとっても非効率だし、買う気が失せてゆきます。
バーコードを活用してその場で在庫確認できれば、
少なくとも、客はその商品があるとわかったうえで、
待つことができます。
欲しいサイズの在庫がない場合も、
待たずにその場で客自身が判断できます。
当然、店員は在庫確認の手間が省けるので、
勤務時間内における接客人数の回転が向上します。
その店舗に在庫がない場合、
在庫のある店舗もわかり、近くの店舗なら、
「取りに行きますのでお待ちいただけますか?」
となるそうです。
在庫確認をその場でできる、
というのは小売店に関らず、営業面で大きな強みです。
ネット通販が強い時代となっても、
小売店舗が消滅することは考えづらいです。
ただし、非効率な売り方をしていては、
生き残れないことが鮮明になってきています。
ムダに人が動く店舗は消えても、
システムを駆使して人が動く店舗は生き残ります。
バーコードやQRコードを、
自社でも活用できないか、お考えいただきたいのです。
(古山喜章)
« 中小企業のデジタル化は遅れています メーカー、製造業 ⑧ | トップページ | 波紋を呼ぶ相続税対策③ »
「コストダウン(労務・IT・他)」カテゴリの記事
- 付加価値のない業務に人手を使わない⑤(2023.11.17)
- 付加価値のない業務に人手を使わない④(2023.11.16)
- 付加価値のない業務に人手を使わない➂(2023.11.15)
- 付加価値のない業務に人手を使わない②(2023.11.14)
- 付加価値のない業務に人手を使わない①(2023.11.13)
コメント