サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
フォト

井上和弘の新刊発売!

古山喜章の新刊発売!

  • 古山喜章の新刊「持たざる経営」
    古山喜章の新刊「持たざる経営」(出版:日本経営合理化協会)が2024年12月に発売となります。内容詳細&ご購入のお申込みはこちらからどうぞ。

福岡雄吉郎「賢い節税 100の打ち手」CD発売!

  • 福岡雄吉郎「賢い節税 100の打ち手」CD発売!
    知らないと大損する!社長個人と会社のお金を正しく守る実務。 1話4分、全100項で、どこから手を付けてもお金が残せる実務を解説しています。  皆で頑張って稼いだ会社と社長のお金を1円でも多く残し、いざという時でも安心できる「お金に困らない経営」を実現するため、本CDの講話をいち早くご活用ください。

後継社長塾 修了生の声

経営経典・今日一日の額縁申込み受け付けます

  • 「井上教経営経典・今日一日」の額縁申込みを受け付けます
    価格20,000円(送料込み) ※色は黒色のみ。 商品の発送は、10月下旬になります。 お申込みは、下記メールアドレスまで。 ico@pearl.ocn.ne.jp

« 中小企業のデジタル化は遅れています メーカー、製造業 ⑩ | トップページ | 中小企業のデジタル化は遅れています メーカー、製造業 ⑪ »

2019年12月 4日 (水)

波紋を呼ぶ相続税対策⑤

個人の相続対策で、納税者が敗訴した案件です。

 

日経新聞の記事に書かれていなかった情報も含めて、

前回の続きです。

 

これまでのなかで、ひっかかるのは、

 

・90歳を超えて10億円の借金をしたこと

 

・相続税を計算するときに、1億円と評価した不動産を、

 まもなく5億円で売却していること

 

ということでした。

 

「ちょっとおかしくない?」とつけいるスキはあったわけです。

 

おまけに、新聞記事にはありませんでしたが、

 

借入金に係る銀行の貸出稟議書もポイントの一つでした。

 

この不動産の購入や借入れは、

遺族(被相続人)や会社の事業承継の過程の一つと位置づけられてはいましたが、

近い将来発生することが予想される相続において

相続税の負担を減じるものと知り,かつ,

それを期待してあえて企画して実行したと認められた、

というのです。

 

要するに、「節税のために」というエビデンスが残ってしまっていた、

ということです。

 

となると、税務署としては、

「確かに通達に従って評価しているとはいえ、

普通はそうしない、ということが行われている。

節税のために行ったということが明らかであり、

それは“けしからん”」と考えたのです。

 

税務署が、「これは“けしからん”」

と考えた場合には、総則6項を使って否認してきます。

 

総則6項というのは、伝家の宝刀と言われるもので、

「この通達の定めによって評価することが

著しく不適当と認められる財産の価額は、

国税庁長官の指示を受けて評価する。」

というものです。

 

今回は、この伝家の宝刀が抜かれてしまい、

納税者の相続税申告はおかしい!

となったのです。

 

(福岡雄吉郎)

 

« 中小企業のデジタル化は遅れています メーカー、製造業 ⑩ | トップページ | 中小企業のデジタル化は遅れています メーカー、製造業 ⑪ »

節税対策&決算対策」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 中小企業のデジタル化は遅れています メーカー、製造業 ⑩ | トップページ | 中小企業のデジタル化は遅れています メーカー、製造業 ⑪ »

福岡雄吉郎の「賢い節税2025」セミナーのお知らせ

  • 福岡雄吉郎「賢い節税2025」セミナーのお知らせ
    2025年1月29日(水)大阪、2月4日(火)東京(オンライン受講あり)にて。10時30分~16時00分。2025年の税制改正を踏まえての大好評の「賢い節税」セミナーです。 お申込および詳細はこちらから。

おすすめブログ

2024年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

2024年 ご挨拶動画