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2020年2月18日 (火)

借りたものは返せ ②

「銀行からこんな提案をもらいましたが、どうでしょうか?」

と、経営者から度々相談を受けます。

最近の傾向では、財務が堅調な会社には、

なるべく長く貸し付けて、金利を吸い取り続けよう、

という銀行の思惑が、ますます強くなってきています。

 

②社債なら年間返済額がこんなに減ります!

 

「銀行引受の社債提案は絶対に受けるな!」

と言い続けております。

なんだかんだの手数料がバカ高く、さらに

保証協会の保証料も必要になります。

結局、プロパー融資より高くつくのです。

 

それでもまだなお、

「御社の財務状況なら、社債を発行して当行が引き受けますよ。」

という提案が、中小企業の経営者のもとに、

どんどんきているのです。

 

最近見た提案書には、驚きました。

そこには、現状の借入に対する年間返済額と、

社債発行時の年間返済金額を比較していたのです。

現状は他行からの借入です。社債は5年後の一括償還です。

要は、他行からの借入を、うちの社債に切り替えませんか?

という提案です。

が、その提案書の誘い文句が、こんな感じなのです。

「現状年間返済額:2400万円

社債発行時年間返済額:0円

返済差額はなんと2400万円!」

どうですか?

 

「5年後に一括償還なんだから、0円はないでしょ!」

とツッコミたくなる提案内容なのです。

バカバカしいにも程があるのです。

しかし恐らく、これで誘いにのってしまう経営者が、

少なからずいるのだと思うのです。

「5年後にはまた継続して社債を発行することもできますので。」

などと銀行員から言われると、まるで、

返さなくてもいいかのように思ってしまう経営者がいるのです。

 

5年間も返済せずに、一気に償還できるようにするには、

どれだけのキャッシュを残さなければならないのか、

ということです。

絶対に残っていません。で、また借りるのです。

そうなると、銀行の言いなりです。

 

それなら毎年確実に、返すべきものは返してゆくことです。

ここ数年、以前よりも銀行引受社債の勧誘が増えています。

手数料が通常融資よりも大きいからです。

借りる側にすれば、それだけコストがかかるのです。

だから、安易に社債の提案を受けないでほしいのです。

 

(古山喜章)

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