なぜ、ホールディングスをつくるのか?④
最近は、中小企業でも
ホールディングス(持株会社)をつくる
会社が増えています。
メリットの4つ目です。
(4)会社を買う、売るに向く(M&A)
中小企業でもM&Aは増えてきています。
会社を買うということは、
当然、株式を譲り受けるということです。
その譲り受け先を、ホールディングスにするのです。
各社をホールディングスの横並びとすることで、
変な序列意識が生まれることなく、
ホールディングスの子会社として、
どのように収益貢献してゆくか、を考えさせるのです。
その逆で、グループ会社が、
もはやグループでいる意味がなくなったと判断すれば、
ホールディングスから切り離すのです。
くっつけたり、離したり、
ホールディングスを中心に考えてゆくのです。
(5)これは、例えば、
企画、開発、デザイン、IT、システムなどなど、
専門職と呼ばれる人材の受け皿として、
ホールディングスの下に別会社をつくるのです。
一般的に営業マンや製造マン、管理マンの方たちには、
いかに生産性をあげるか、効率をあげるかが求められ、
事実、そういう人材が集まってきます。
クリエイティブな仕事をこなす専門人材とは、
求められる素養等が変わり、
待遇面でも大きく変わってきます。
これをすべて一つの会社に混ぜてしまうと、
社員間で不協和音が生まれかねません。
この意味で、ホールディングスを活用できるのです。
(福岡雄吉郎)
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