危機もまた、チャンスなり②
コロナショックで経済界には甚大な影響が出ております。
大打撃を受けておられる会社は今、
何よりも資金調達が気になっておられることと察します。
しかし一方で、このような危機だからこそ、
今がチャンス、ということも発生します。
②進むデジタル化
「不要不急の出張は避けるように」
との政府要請により、確かに出張者が減りました。
その一方で、
ようやく本格的に中小企業でも進んできているのが、
インターネットを使ったテレビ会議です。
代表的なものでは、スカイプです。
で、使ってみると、
「これ、結構使えますね。」等といいだします。
結局、新たな取り組みが面倒くさかったのです。
しかし、やらなきゃ仕方がない局面となり、
やってみたら、それがなかなか使えるものだった、
ということです。
使えるとわかれば、
今後も出張を減らすことで対応することになります。
その分、旅費などの経費が下がります。
少し大げさに言えば、損益分岐点が下がるのです。
今のような危機になってすぐ実感するのは、
「この売上では営業赤字だ!」という怖さです。
言い換えれば、
損益分岐点の売上高に達しない!ということです。
そのためには、危機に備えて、
損益分岐点となる売上高を下げておくことです。
その策のひとつが、口うるさく言ってきた、
デジタル化=新技術の活用、なのです。
要は、固定費をさげる努力をし続けてほしいのです。
不思議なもので、
「テレビ会議は音声が聞きづらい」
等と敬遠していた社員が、
「音声をパワーアップさせるツールを見つけました!」
等と言い出します。
流れが変われば、その流れに沿って、人は動き始めるのです。
この機会にぜひ、
デジタル化への舵を大きくきってほしいのです。
(古山喜章)
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