資金が足りるか、心配です
コロナショックで、業績が低下してくると、
経営者として、一気に不安になってきます。
借金が多い会社はもちろんのこと、
無借金に近い会社であっても、
「このまま売上が3カ月、いや半年続いたら・・・」
などと色々と頭の中に想いが駆け巡ります。
経営者は悲観的に考えて、楽観的に行動せよ、
と言われますが、経営者としては、
当面キャッシュが足りるのか?
足りなければいつ手当する必要があるのか?
最低限、これは把握しておきたいと思います。
ただし、悲観的に考えようにも、
どのように先を見通せばよいか分からない、
何となく頭の中で計算はするものの、
それを見えるような形にできていない、
という会社は結構あります。
そういう会社、経営者は、
次のような資金繰り表を作成してみましょう。
ここをクリックしてください。
月次で資金繰りがどのように推移するのか、
大まかな項目を入れています。
例えば、売上が半減しているのであれば、
昨年の同時期の50%の売上(入金)を入力します。
一方で、仕入は売上に連動しますから、
仕入も50%に減らします。
ここで重要なのは、「固定費」の考え方です。
人件費、地代家賃など、
売上が減っても毎月固定的にお金が出ていく項目があります。
とりあえずこれは、いままで通りの金額を入力してみるのです。
この表の一番下が、月末の預金残高ですから、
ここがマイナスになれば資金ショート、
ということになります。
次回は、具体的な数字を入れてみて、
資金繰りを考えてみます。
(福岡雄吉郎)
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