サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
フォト

ICO新刊発売のお知らせ!

古山喜章の「労務コスト削減策」セミナーのお知らせ

  • 古山喜章「労務コスト削減策」セミナーのお知らせ
    10月19日(木)大阪、10月27日(金)東京(オンライン受講あり)にて。10時30分~16時00分。超人手不足の時代を迎え、最大の経費である労務コストをどのように削減するのか、をテーマにセミナーを行います。詳細&申し込みはこちらからどうぞ。

井上和弘「経営革新全集」10巻完結記念講演会 CD発売!

  • 井上和弘「経営革新全集」10巻完結記念講演会 CD発売!
    2023年7月に開催され大好評を得た、井上和弘の記念講演セミナーを完全収録!全集のエッセンスを凝縮してお届けします! 移動中などにお聞きいただき、学びを深めてください。 動画でも視聴できるよう、購入者専用アクセスコードも入っております。

後継社長塾 修了生の声

経営経典・今日一日の額縁申込み受け付けます

  • 「井上教経営経典・今日一日」の額縁申込みを受け付けます
    価格20,000円(送料込み) ※色は黒色のみ。 商品の発送は、10月下旬になります。 お申込みは、下記メールアドレスまで。 ico@pearl.ocn.ne.jp

« 資金が足りるか、心配です | トップページ | 資金が足りるか、心配です② »

2020年4月 2日 (木)

緊急融資、そう簡単には借りれません

かつてない規模での企業への緊急融資、ということで、

“無利息!上限3億まで!”と発表されました。

これを受けて、

新型コロナウイルスによる大打撃を受けている経営者が多数、

政府系金融機関の窓口に殺到しました。

 

「そんな条件で借りれるなら、借りれるだけ借りて、

 既存の借入れを返してしまおう!

 そうすれば金利もなくなるし!」

と考える経営者もおられることと察します。

 

しかしこの思惑も、なかなかうまく進みません。

危機においても、政府系銀行といえ、

なかなか簡単には貸してくれません。

例えば現実に、

今回の緊急融資申込の場で、こんなやりとりがありました。

 

「御社はメガバンクさんや地銀さんから、

今すでに借りておられますね。」

「はい借りています。」

「その場合は先に、そちらの民間銀行へおたずねください。」

「どうしてですか?

 うちも2月後半から売上が一気におちて、

 前年対比で50%を割っているんですよ。」

「いや、民間銀行を差し置いて、

我々が無利息でお貸しすれば、民業圧迫になりますからね。

 それに、どこにでも上限3億円をお貸しできるわけではありません。

 御社なら、民間銀行からの既存の借入れも勘案して、

 3000万から4000万くらいの緊急融資ですね」

 

国が言ってることとは真逆で、

「できることなら貸したくない、としか思えません!

 隣のブースで融資申し込みをしている方は、

 大声出して、発狂したみたいになってました。」

とは、実際に申込みにいかれた経営者の弁です。

 

さらに、

「申し込みするにも、過去3ケ月の業績実績と、

これから先3ケ月の月別業績予測を書かないとダメだし、

個人資産の内訳も書く必要はあるし、

他にもあれやこれや提出資料だらけですよ。

だいたい今、3ケ月先なんて読めないから、頼りにいってるんですよ。」

と嘆いておられました。

 

確かにこの数年は、商工中金の不正融資事件を受けて、

政府系金融機関は、「民業圧迫」という言葉に

過剰反応するようになってしまいました。

「できるだけ多く借りて金利の高い借入れを返済しよう。」

などということをされれば、それこそ民業圧迫なのです。

そのため、少しでもそのような匂いがしたら、

民間銀行へ行けなどと、追い払うのです。

 

要は、政府が言っているほど、

緊急融資は簡単には借りれないのです。

銀行はどこであっても、預かったお金を貸してナンボの商売です。

融資額が大きいほど慎重になるのは、当たり前なのです。

 

(古山喜章)

« 資金が足りるか、心配です | トップページ | 資金が足りるか、心配です② »

銀行交渉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 資金が足りるか、心配です | トップページ | 資金が足りるか、心配です② »

おすすめブログ

2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

2022年 ご挨拶動画

  • 2022年 ご挨拶動画
    アイシーオーメンバーより皆様へ、新年ご挨拶とともに、2022年に進めてほしいことを、お伝えします。