まさかの坂は 8年~10年ごとにきます
経営コンサルタントとして長年 仕事として携わり、
つくづく思うことは、創業者、二代目、三代目と会社経営がなされて
今日 三代目社長と創業者を比較して、何が異なるかといえば、
「世の中の風」のとらえ方ではないかと思います。
三代目社長として経営をなさっている会社は、そこそこ成功を収められ、
業界の中でもトップ群の中におられ、会社も個人も財をなされている方が多い。
私は、前述したように
第一次、第二次石油ショック
バブル景気崩壊
阪神大震災
リーマンショック
東北大震災
コロナウイルスショック
これだけの経済大災害の中で 大変な思いで、生き残るためのお手伝いをやってきました。
これらの大ショックの中でも 狂牛病騒ぎや急激な円・ドル高騰などもありました。
幸いに関係したクライアントからは倒産も生まれず、
今日 恨まれることなく、感謝された会社も多くあり、よい経験をさせていただきました。
皆さん、こんな会社の存在を根底から揺るがす大災害は だれも予想だにしないことです。出来ないことなのです。
その中にあって、人一倍苦労をなさってこられた創業者は
すべからく「危機予知能力」をもっておられたことであり、
三代目、四代目の若い方はこれが不足しているということです。
「こんなにうまくいっているが いつまでも続くはずがない!
危険が生まれているのではないか?」 と疑って創業者は歩んでいることです。
二代目や三代目が、全く恐れがなく 甘く見ていることです。
ですから、これらの予想しないことが発生すれば 創業者は
すぐさまかなりきつい手を打ちます。厳しい環境は 同業者も同じなのです。
この時に
早く手を打てるか?
財務的(金)に余裕があるか?
引くべきものはサッサと引く
打つ手の早さ、財務的に優位に立てる策を打つかにかかっています。
世の中で倒れる会社や個人経営者が出ることは悪い事ではないのです。
資本主義社会は常に競争社会なのです。
優れた者が勝ち、弱い者が倒れるのです。
生物、動物の生存原理なのです。
今回は、外食産業、観光産業に多くの倒産が出るでしょう・・・
その店を強い会社が、また、再開するのです。買収するでしょう。
その意味でコロナ騒ぎは「ピンチはチャンス」
強い会社は弱い会社を飲み込むことを考えているのです。
(井上和弘)
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