決算処理の再確認②
3月決算会社は、決算書類の作成に取り掛かっているところです。
コロナショックで、それどころではない、
という会社もあると思いますが、
3月期の決算をしっかりと行うことで、
余分な社外流出を減らすことにつながります。
税務対策
⑤貯蔵品
貸借対照表に「貯蔵品」とあれば、
その中身は何か確認しましょう。
ほとんどの場合は、いわゆる消耗品です。
これは、必ずしも資産として計上する必要はありません。
損金で落として、来期以降も同じように処理しましょう。
⑥有姿除却
使わない固定資産があれば、除却しましょう。
スクラップにしなくても、廃棄処理しなくても、
姿形は現状のままで、除却できます。
ただし、今後絶対に使わないというものに限ります。
写真をとって、取締役会の議事録に残します。
銀行対策
①営業利益を増やす(黒字を死守する)
コロナ関連で発生した費用を特別損失としてもってきます。
(材料、人件費、その他経費)
例えば、サービス業、小売業などで、
店舗閉店に伴い出勤停止にした場合など、
雇用調整助成金の対象となるような人件費は、
特別損失にすればよいでしょう。
売れ残って大幅に値引きして在庫処分した場合、
その値引金額も、コロナショックに紐づけて
特別損失としても問題ありません。
(福岡雄吉郎)
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