コロナ危機はコロナ危機ではない②
とある会社のお手伝いをしています。
“コロナショック”で想定外の売上減少に見舞われており、
経営危機に陥っています。
前回、危機に陥る会社の特徴をあげましたが、他にもあります。
私はこの会社の取締役でも何でもないですが、
先日、この会社の取締役会に出席して、
改めて感じたことがあります。
(4)財務がわからない
とにかく売上を上げることを目標にする。
利益は二の次、キャッシュフローのことなど考えたこともない。
役員会なるものはあるが、
報告されるのは、売上中心。
貸借対照表など触れたことがない。
しかも、紙でプリントアウトされた損益計算書の数字が
ただ単に読み上げられるだけ。
説明にもなっていない。
(5)現実を直視しない
コロナ禍で売上が大幅に減っているが、
「コロナが終わったら」とアフターコロナのことを考える。
イヤな現実から目を逸らす。
私は、社長に次のように言いました。
「社長、コロナが終わったら、と言っていますが、
コロナが終わる前に、うちの会社が終わりますよ。」
(つづく)
(福岡雄吉郎)
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