【自己資本を考える1】自己資本とは
1、自己資本とは
「御社の自己資本は いくらありますか?」
と問われて すぐに答えられる経営者は少ないです。
「え~と 資本金は 9000万円です!」
「いいえ 資本金をたずねていません! 剰余金合わせて 自己資本総額ですを尋ねているのです。」
「ちょっと待ってください エ~~と どこに記してあったかな?」
「損益計算書をみても 記されていません ! 貸借対照表を見てください!」
会社にとって大切な数値である自己資本を
毎月、毎年、意識して経営している経営者は少ないです。
〇〇ショックや〇〇〇不況期がくると経済新聞には
毎日のように自己資本の脆弱さによって倒産したとか、
〇〇会社は財務改善で 自己資本力強化を図ったとかの記事が掲載されています。
貸借対照表という会社の財務目録ともいうべき計算書は
どの会社でも経理が作成しています。
この表は左右があり 左側は会社の資産が表されてあり、この資産を使って商売をしているのです。
右側は その資産の調達明細であるのです。
右側には 大きく2つに分けられます。上部は他人資本調達であり、下の部が自己資本調達なのです。
経営の安定度で申せば 他人のお金に頼っているのか?
自分のお金に頼っているのか?
他人様が見たとき、自分のお金で経営している方が信用がつくのが決まっています。
しかし現実、社会のいろいろな人たちのご支援で大きな商売をするとき、
他人資本に頼るのも悪くはありません。
しかし、度のすぎた他人だよりでは信頼されないのは当然、 明白なことなのです。
(井上和弘)
« だから言ったじゃないの! 其の4 | トップページ | 【自己資本を考える2】自己資本比率とは »
コメント