【自己資本を考える13】経営者にお金があったら 増資しなさい
中小企業の経営者の方も 20年~30年と経営されてこられたら、自分の懐にもお金がたまってくるはずです。
中には証券取引所へ上場している会社の株式に投資されて 儲かった! 損した!
と楽しんでおられる方がいらっしゃいます。
中身の実態も分からずに B/S P/Lも分析できないで 大切なお金を証券会社のセールスマンに勧められて投資しておられる方をみて アホか! と思います。
中小企業の経営者は お金がある時 自社の株式資本金を1億円近くまで掘り込まれてはいかがでしょうか。資本を厚くするのです。
「なんで 1億円近くなのですか?」と質問された方がいらっしゃいます。
「資本金1億円までは 中小企業とみなされるからです」
「中小企業をみなされては小さい、信用がないと思われますから 1億円以上の方がいいのでは・・・?」
「そうですね 経営者がお金をたくさん持っているなら 1億円以上の資本金にするのも良いかもしれません! しかし、そんなお金 もっています?」
しかし、税制であるとか雇用であるとかで 諸々の運営上のメリットがあります。
日本の会社は97%が中小企業です。政治家は中小企業の振興策を種々考えています。
大企業より中小企業の方が 何かにつけて優遇されていると私は考えています。左がかった政党は 大企業が優遇されていると非難しますが 私は的外れであると思っています。
経営者は自分の会社以外の他社などに大切なお金を投資するなど もっての外です。早く資本金を1億円にしてください
(井上和弘)
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コメント
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いつも楽しみに読んでおります。
我社は以前資本金9,000万円でした。1億円までなので、確かに、法人税など税制上は中小企業です。担当税務署も国税ではなく、地元の税務署でした。
ただ、様々な優遇措置(補助金等)は中小企業法に基づいてなされることがおおくありました。
中小企業法においては、我社の業種では、資本金の上限が5,000万円まで。残念ながら対象外と言われることがなんどかありました。そこで、減資を行って、優遇措置や公的補助を受けられるように手を打ちました。
増資によってより多くの配当収入を得ましょう、というのが記事の本旨だと思われますし、余計なことかもしれませんが。
投稿: 小企業の親父 | 2020年6月17日 (水) 09時07分