脱・資本金主義①
先日のブログでご紹介した資本金の話ですが、
改めて資本金なるものについて、
考えてみたいと思います。
先日ご紹介した記事にもありましたが、
企業にとって資本金の額を大きくすることが、
信用力や財務基盤の強さを示す時代が長く続いてきました。
今は、資本金は1円からでも会社設立ができ、
携帯電話一台でもビジネスができる社会に変わっています。
企業の実態は資本金の額だけでは測れなくなっているのです。
資本金1億円以下の上場会社が
何社あるか、ご存知でしょうか?
窪田製薬HD 資本金1百万円 時価総額118億円
ビジョナリーHD 資本金10百万円 時価総額120億円
カーブスHD 資本金20百万円 時価総額591億円
歯愛メディカル 資本金10百万円 時価総額896億円
SHIFT 資本金28百万円 時価総額2614億円
メドレー 資本金50百万円 時価総額2112億円
神戸物産 資本金64百万円 時価総額7115億円
ワシントンホテル 資本金95百万円 時価総額92億円
スシローグローバルHD資本金100百万円 時価総額3256億円
フリー 資本金100百万円 時価総額4678億円
千趣会 資本金100百万円 時価総額190億円
ブックオフ 資本金100百万円 時価総額176億円
時価総額の大きな会社、名前の通った会社でも、
資本金1億円以下という会社は結構あるのです。
このなかでも、
女性だけのフィットネスジムを展開しているカーブス
「業務スーパー」を展開している神戸物産
クラウドの会計ソフトを開発しているフリー
回転ずしのスシロー
などは、ご存知の方も多いと思います。
この意味で、資本金が信用力や財務基盤の強さを示す
という時代ではなくなっていることも、
おわかりいただけるのではないかと思います。
(福岡雄吉郎)
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