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2020年10月28日 (水)

マサカの坂に備える経営対策 5話連続シリーズ

「借入金が返せなくなったら、どうなるのか?」➂

 

三船物産がメガバンクと地方銀行から借りていた、

10億円の借入金は、不良債権処理されることになりました。

三船社長によると、その時点で、事業は大幅に縮小されたのです。

不良債権処理の手段として、担保物件は回収され、

残債は各銀行とも、系列の債権回収会社、

いわゆるサービサーへ債権を売却したのです。

 

三船社長にたずねました。

「メガバンクと地方銀行、全部で8行とお聞きしましたけど、

 それが全部、サービサーへ売却されたんですか?」

「そうです。なんの打診もありませんでした。」

「どのくらいの額で売却されたんですか?」

「そうですねぇ、だいたい、1億円の不良債権が1千万円で

 売却されましたね。」

「ということは、借入金残高の10%くらい、ですね。

 じゃあ、10億円の借金が、1億円になった、ということですか?」

「まあ、そういうことですね。

 でも、サービサーのほうが、取り立ての追い込みがキツイですよ。」

 

三船社長にとっては、

あまり思いだしたくないこととわかりながらも、

さらにおたずねしてゆきました。

 

「どうキツイんですか?」

「事実上の廃業状態なので、個人保証していた私のところに

直接くるのはもちろん、文書も電話もしょっちゅうきますからね。

 見た目も言い方もガラ悪いし。

 銀行のほうが気分的にラクです。

 それに、とりたてられても、もう払うお金もないですしね。」

「精神的によく持ちましたね。」

「もうケツまくってね。どうにでもしてくれ、言うたんですよ。

 ないもんはない!と言って。」

「なかなか、強いですね。」

「そうでしょ。わたし、何かこういう時、へんに強いんです。」

 

いつもどこか楽観的だった三船社長らしい返しに、

もう少しお聞きしてもいいだろう、という雰囲気を感じてきました。

 

「で、そのサービサーへの返済はどうなったんですか?」

「それがまた不思議なんですよ。」

「どう不思議なんですか?」

「最初は8社とも、“早く返せ!”

とうるさく言ってきてたんですけど。

 3年くらい経った頃から、4社は何も言ってこなくなりました。」

「そうなんですか?返済はしているんですか?」

「最初はみんな、わずかながらボチボチ返してましたよ。

 でも何も言ってこなくなったところにはもう、返していないです。

 なので、もうほったらかしにしてます。

 わざわざこっちから声かけることも、したくないですし。」

「どこの銀行のサービサーですか?」

「他府県からきている地方銀行のサービサーですね。」

 

結局、メガバンクと地方銀行の8行からの借入金は、

サービサーへ売却されたものの、そのサービサー8社も、

数年後には4社が音沙汰なし、となったのです。

その時点で、サービサーへの返済も、

半分になったみたいなものなのです。

 

「しかし、政府系からの借入れが大きかったでしょ。」

「1行で11億円ですからね。」

「それはどうなったんですか?」

「あれはねぇ、チャラですわ。」

「チャラ?まったく返済せずですか?」

「そうなんですよ。」

 

チャラになったとは、どういうことなのか。

さらに伺うと、中小企業にとって、やはり政府系は必要だな、

と思わざるを得ない実態を、知ることとなったのです。

(続く…)

 

(古山喜章)

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