謹賀新年
貴台におかれましても新春を清々しくお迎えのことと存じます。
2020年は、未曽有のコロナショックが世界を覆いつくした一年でした。内外を問わず人の移動がなくなり、航空・鉄道、外食、ホテル、娯楽など、活況に沸いた消費が瞬く間に蒸発する事態に陥りました。多くの企業が緊急融資を受け、資金調達に奔走しました。一方、世界的な“マサカの坂”の渦中でも、自己資本比率が高く強い財務体質の会社ほど、早急に資金手当てを実現できておりました。ムダのない筋肉質な財務体質を日頃から構築しておくことがいかに大切か、改めて実感いたしました。
昨年度、わがICOにおいては、8月:CD「お金が残る決算書《100の打ち手》」(古山喜章)、11月:書籍「社長の賢い節税」(福岡雄吉郎)を発売させていただきました。
また、コロナ禍におけるタイムリーな情報発信、株価低下の機会を活かした相続対策、優遇税制である即時償却を活用したキャッシュフロー改善の推進、等に邁進させていただきました。
2021年も、当面はコロナショックのトンネルが世界的に続きそうです。しかし、リモート活用、オフィス縮小、デジタル化推進など、固定費を下げる施策が見えてきました。加えて、粗利益を伸ばす商品力磨きに注力し、損益分岐点売上高を下げるのです。
ICOが最重視するのは、総資産経常利益率(ROA)の一点です。
改めて「たたむ」「削る」「変える」による二枚腰経営への革新・進化への一年としていただきたいのです。
中小企業には、まだまだやるべきことが残されています。
これからの一年、ICOグループでは、次の3点に注力いたします。
1.粗利益向上・固定費削減による損益分岐点売上高の低下対策
2.好機を活かした株式移動等、事業承継・相続対策
3.減価償却、除却損・売却損を活かしたキャッシュフロー対策
ICOグループは、今年度もますます精進させていただきます。
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