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2020年12月10日 (木)

5話連続シリーズ「種類株式活用の難関を超えよ!」④

④銀行の株主に同意を得よ(後編)

 

近畿地区で事業を続ける中小企業、株式会社関西特殊整備(仮名)

において、事業承継対策のひとつとして、

種類株式を活用することにしました。

しかしそのためには、全株主の同意が必要なのです。

株主のひとつである、阿図仮市の同意を得て、

次に同意の承認を得る必要があるのは、

地元に支店を構える、関西ネクスト銀行(仮名)でした。

 

いよいよ、支店長、担当者、本部の法務担当4名が来社しました。

こちらは、山中社長と財務担当、そして私の3名ですが、

少し遅れて先代会長が参加する流れでした。

 

関西ネクスト銀行は、関西特殊整備(仮名)と先代時代からの取引先です。

但しここ数年、借入金はない状態です。

関西特殊整備の自己資本比率は60%以上です。

銀行にしてみれば、ぜひとも融資をしたい取引先だったのです。

 

挨拶もほどほどに、法務担当のひとりが切り出しました。

「いやぁ、当行でもあまり例のない依頼でしたので、

 どのような趣旨でおられるのか、ご確認だけさせていただき、

 捺印を進めたいと考えている次第です。」

 

山中社長が心配していたような、

「時価評価で買い取ってください」という雰囲気ではない感じでした。

支店長含め、今後もおつきあいをしたいので、

大きな問題がないのなら、

そのまま関西特殊整備の株式を保有しておきたい、

といった対応だったのです。

 

山中社長から改めて、種類株式活用の内容と趣旨説明をしました。

但し、事業承継対策のため、ということは禁句にしていました。

新たな資本構成で意思決定のスピードアップを図りたい、

ということが一番の目的であることを伝えました。

そして私からは、

銀行は民間企業の議決権株式を5%以上保有できない、

いわゆる5%ルールに関することをお伝えしました。

「種類株式に転換すれば、銀行法で定められている、

 5%ルールにも触れることなく、

そのまま保有していただけますよね。」

「そうですね。問題ありませんね。」

法務担当の方が言いました。

「コンプライアンスへの対応が、何かと大変ですよね。」

「そうなんですよ!」

というやりとりを終えたころに、先代である会長が入室してきました。

 

銀行の4名の態度が引き締まり、改めて挨拶が交わされました。

「今回ちょっとお願いしますけど、よろしくね。」

会長は、厳しいことでもさらっと早口で軽くまくしたてるタイプです。

「何か問題あります?どうですか?なにも問題ないでしょ。」

と矢継ぎ早に投げかけます。

法務担当が答えました。

「はい、特に問題ございません。

十分に理解させていただきましたので、

 同意書をいただければ、こちらからも説明して、進めさせていただきます。」

 

さらに会長が言いました。

「今度、大きな金額の退職金を考えているから、

 そのときはまた、協力してくださいね。よろしくね。」

その言葉に今度は支店長がすぐさま反応しました。

「もちろんです!

 こちらこそよろしくお願いします!」

会長の退職金支給の案件が控えていたので、

そのことを伝えた途端、支店長が急に元気になったのです。

 

こうして、最も気にかかっていた、銀行からの同意も、

無事にいただけることとなりました。

あとは、元社員の親族が保有する株主からの同意をどうするか、

ということだけが残っていたのです。

(続く…)

 

(古山喜章)

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