サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
フォト

ICO新刊発売のお知らせ!

  • 福岡雄吉郎の最新刊
    好評発売中! 「社長の賢い節税」(著:福岡雄吉郎、発行:日本経営合理化教会) 社長が賢い節税をせずして、会社にも、社長にも、お金を十分に残すことはできません。数々の現場での、あっと驚く事例をもとに、お金を残すための具体策を、余すところなく披露します。

福岡雄吉郎 出版記念セミナーのお知らせ!

  • 福岡雄吉一郎 出版記念セミナーのお知らせ
    「社長の賢い節税」出版を記念とした、税務対策セミナーです。 5月25日(大阪)、28日(東京)にて開催します。 ゲスト講師も登壇予定です。 詳細・お申込みはこちらから。 主催:日本経営合理化協会

相続対策セミナーのお知らせ

  • 相続対策セミナーのお知らせ
    2021年度の日程が決定しました。6月8日(火)東京・オンライン、6月22日(火)大阪。 主催:日本経営合理化協会 詳細は追ってご連絡いたします。

古山喜章CD お金が残る決算書「100の打ち手」発売!

  • お金が残る決算書「100の打ち手」発売!
    1話5分完結で全100話収録! 会社を強くする決算書にするための具体策を、節税対策、銀行対策、危機対応、業種別対策など、7つの側面から、実例を交えて語ります。 移動時・在宅時などのすきま時間に、ぜひご活用ください。

後継社長塾 修了生の声

経営経典・今日一日の額縁申込み受け付けます

  • 「井上教経営経典・今日一日」の額縁申込みを受け付けます
    価格20,000円(送料込み) ※色は黒色のみ。 商品の発送は、10月下旬になります。 お申込みは、下記メールアドレスまで。 ico@pearl.ocn.ne.jp

« 5話連続シリーズ「種類株式活用の難関を超えよ!」① | トップページ | 5話連続シリーズ「種類株式活用の難関を超えよ!」③ »

2020年12月 8日 (火)

5話連続シリーズ「種類株式活用の難関を超えよ!」②

②行政の株主に同意を得よ

 

近畿地区で事業を続ける中小企業、株式会社関西特殊整備(仮名)

において、事業承継対策のひとつとして、種類株式を活用することにしました。

しかし、

発行済みの普通株式を種類株式に転換するには、

全株主の同意が必要となります。

山中社長(仮名)とともに早速、

親族以外が保有する株主による同意を得るべく、

私たちは動き始めたのです。

 

まずは、過去に会社から寄付する形で普通株式を渡した、

関西特殊整備の地元、阿図仮市(仮名)の行政です。

阿図仮市が保有している株数は、なんと全体の24%です。

「しかし、阿図仮市が株を持っている、というのは、

 いったいどこの誰に話しを持ち掛けたらいいんですか?」

「それが…、よくわからないんですよ…。」

「えっ?」

と、いきなり壁にぶつかったのです。

 

「まずは寄付をした当人である、先代に確認してみましょう。」

となり、先代に確認すると、

阿図仮市の文化事業部が窓口となっていることがわかりました。

さっそく、文化事業部の課長に連絡を取りました。

お会いして状況を説明するとともに、

同意書への捺印了承の約束をいただくことにしたのです。

 

阿図仮市が保有する普通株式を、

議決権無し、配当優先、取得条項付き、の種類株式に転換してもらう、

文化事業部の課長には、その了解を取り付ける必要があります。

「どう説明するのがいいですかね。

 それは同意しかねます、とか言わないでしょうか。」

山中社長が頭を悩ませていました。

「私も同行して、内容的なところで説明が必要なときは、

 私がしますから、社長からは、

 これからの世代交代に併せて、より柔軟に早く意思決定を

 できるように株式構成を変えてゆきます、ということと、

 種類株式をお持ちの株主には、優先的に配当ができるようになります、

 とお伝えください。」

と山中社長にお願いし、一緒に阿図仮市の文化事業部を訪問しました。

 

そこそこ立派な打ち合わせ室に案内され、

説明のための資料を準備し終えると、課長が来られました。

「いやぁ、山中社長、わたくし初めてお目にかかります。

 文化事業部の菊島(仮名)と申します。

 いつも御社のおかげで助かっております。」

その態度とあいさつで、山中社長はひと安心した様子でした。

 

ここ数年、配当はわずかであるものの、

それまでは、100%、200%の配当を出したこともあり、

文化事業部が主催する、音楽会や落語会の運営資金となっていたのです。

そのことをお聞きすれば、菊島課長が腰を低くするのもわかります。

山中社長から、種類株主導入の趣旨を説明し、

細かなところは私から補足しました。

 

そして、菊島課長が言いました。

「今後も今まで通りに支援いただけるのであれば、

 私たちとしても同意しますので、

 いつでも同意書をお持ちください。」

要は、配当がいただけるのなら、種類株式に変わっても構いません、

ということだったのです。

 

「ところで、同意書への捺印は、どなたがされるのでしょうか?」

菊島課長にたずねました。

課長が了承しても、他の捺印者が反対しては、どうしようもありません。

なので、誰が捺印するのか、お聞きしたかったのです。

「私が市長の代行で押せますので、心配なさらないでください。」

同意してもらえなかったらどうしよう、

という山中社長の懸念はなくなりました。

支庁舎を出たあと、山中社長が言いました。

「いやぁ、案ずるよりまずは行動することですね。

 同意いただけるようで、心配がひとつなくなりほっとしました。」

 

しかし、次なる株主は、取引銀行です。

銀行にどう説明して種類株式への転換の了承を得るのか、

これがなかなか、やっかいだったのです。

(続く・・・)

 

(古山喜章)

« 5話連続シリーズ「種類株式活用の難関を超えよ!」① | トップページ | 5話連続シリーズ「種類株式活用の難関を超えよ!」③ »

事業承継・M&A」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 5話連続シリーズ「種類株式活用の難関を超えよ!」① | トップページ | 5話連続シリーズ「種類株式活用の難関を超えよ!」③ »

おすすめブログ

2021年3月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック