2021年に改めてほしいこと③
継続するコロナ禍のなか、
この2021年にぜひとも改めてほしいことを、
年初に書かせていただきます。
③工場内のアナログ作業を減らす
中小企業の工場には、まだ何かとアナログ業務が残っています。
例えばこの時期、よく見かけるのが、
工場入り口で検温して、体温を手書きで記録する紙です。
概ね、手書きするときのペンは共有です。
記録する際には、記録紙に皆の手があたります。
「うちはそのあとにアルコール消毒をやっています。」
という声もありますが、そもそも手書きをやめれないのか、
ということです。
社員カードのバーコードやIDコードを読んで個人識別をし、
サーモグラフィで検温して記録する。
あるいは、顔認証で個人特定して検温、出退勤記録をこなす機器
も出てきています。
参考例はこちら。
今後はこの手の機器がどんどん増えてくると予測されます。
乗り遅れないようにしてほしいのです。
他にも、工場内の代表的なアナログ業務といえば、
生産日報作成業務や棚卸業務です。
前日からの繰り越し在庫数、当日の生産数、当日の在庫数、
を記録する生産日報や、
月末に行う棚卸業務の記録用紙は、
まだまだ紙に記録している、という例が多いのです。
このようなことこそ、
エクセルやシステム活用等、デジタル化に向いている業務です。
各生産ラインにパソコンやタブレットを配置し、
入力できるようにすればよいのです。
で、管理部門とデータ共有できるようにするのです。
他にも細かいことですが、
昼食の弁当注文も、手書き用紙をいまだによく見かけます。
総務の担当者は、書き間違いや書きモレに振り回され、
給与からの弁当代控除作業など、
生産性のない業務に追われるのです。
弁当注文に関しては、勤怠管理システムを扱う会社の
オプションで対応できるケースが増えています。
顧問先の工場でも、勤怠管理システムの会社に連絡し、
弁当注文に対応する機器に入れ替えてもらいました。
弁当代の控除データも給与計算に反映されます。
必要であればまずは、自社の勤怠管理システムの会社に
聞いてみることです。
そもそも勤怠管理システムがアナログです、
というのなら、
そこからデジタル化をスタートすればよいのです。
なにせ中小企業の工場は、
まだまだアナログ作業が散らばっています。
それを改善するだけでも、利益改善につながるのです。
工場をお持ちの会社は、
工場内のアナログ作業を一度、確認してほしいのです。
(古山喜章)
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