会社の重心を下げよ
私はバブル崩壊した1991年(平成3年)頃からオフバランス経営を提唱し始めました。
それまで日本の経営は、インフレ経済下であって高度成長期であったが、
とりまく環境はデフレ経済下に一気に大変化し、成熟社会、低成長社会になるとの大予想に組したのです。
それ以後、大会社、銀行、証券会社等の会社の倒産が始まっていったのです。
それらを見ていて、つくづく“自力本願”の経営でなくては、
あのメイン銀行を持った優良会社でも潰れて行ってしまうのだなと思ったのです。
自立本願というのは、会社の重心を下げるということです。
重心を下げるには 3つの方法があります。
その1つが売り上げに寄与しない資産を減ずることです(オフバランス)
土地本位(値下がりした大切な財産) は崩壊しました。
赤字が出て早く売却する事が大切と子会社を作って、そこに売却します。
2つ目は、余剰人員を減らす事、働く人が必要だと思う思考を変える事、
省人化省力化、女性化でスピードを上げて実行すること。
そして、3つめは 借金を減らす、無借金実現の道を進むことなのです。
①オフバランス
②省人化
③無借金への道
重心を下げよ 申し上げて30年、反対論者もいらっしゃいましたが、
私の提唱を信じてこられた経営者はこのコロナ禍でもビクともしないではありませんか!
私の申し上げる指針に何も間違いはなかったと思う今日この頃です。
(井上和弘)
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