デジタル型経済への変革に備えよ!④
コロナ禍を受けて、
世の中の様々な変化が加速しています。
そのキーワードは、“デジタル型経済への変革”です。
「変わってゆくとは思っていたけど、
こんなに早くその時が来るとは思わなかった」
とならないよう、来るべき変化に備えてほしいのです。
④店舗でのキャッシュレス対応
いまのところ、
クレジットカード、電子マネー、QRコード決裁、の3種が、
店舗で使える代表的なキャッシュレス手段です。
このいずれも対応しておらず、現金のみ対応、
という店も、全国的にはまだまだ残っています。
理由はもちろん、
「決済会社への手数料がもったいない!」
ということです。
しかし、キャッシュレス対応を求める消費者は、確実に増えています。
私自身、可能な限りキャッシュレスで過ごしています。
10年以上前から、
クレジットカード、モバイルスイカ、エディの3種を
使い分けています。
それでもまだ、店舗やタクシーなどでは、
現金を必要とする事があるので、現金を持ち歩いています。
QRコード決済は、ECサイトでは使うものの、
店舗では、QRコードを読ませるのが面倒で使っていないです。
とにかく、
客の立場で言えば、一度キャッシュレスに慣れると、
現金で払うのが面倒でならないのです。
確かに、クレジットカードや電子マネーは、
決済手数料は、3.24%が標準です。
しかし、QRコード決済のペイペイなら、
ジャパンネット銀行への入金に限り、手数料は0%です。
土日関係なく、決済日の翌日に入金です。
ジャパンネット銀行は、三井住友銀行が大株主となる、
インターネット銀行で、今年4月以降は、
ペイペイ銀行に名称変更するとのことです。
インターネット通販を主体とする法人やフリーランスの方々が、
多くのユーザーとして存在しています。
ペイペイの場合、
ジャパンネット銀行を使わず、その他の銀行への入金も、
1万円以上単位で1回105円なので、手数料は1%程度です。
〇〇ペイはたくさんありますが、運用定着に有力なのは、
やはりペイペイかと思われます。
手数料が高くて困ります!というのなら、
このようなQRコード決裁からでもいいのです。
3.24%の手数料もやがて、キャッシュレス率が高まるうちに、
値下げが始まるはずです。
そのときになって始めたのでは、
消費者ニーズへの対応が遅すぎるのです。
現金が減れば、現金管理にかかる時間も減り、
不正の発生リスクも少なくなります。
経営者にとっては、いいことだらけなのです。
店舗を運営しつつ、キャッシュレス対応がまだ進んでいない、
というのなら、いまのうちに、導入を進めておいてほしいのです。
(古山喜章)
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