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« コロナで銀行の業績は向上しています③ | トップページ | 販売力よりも商品力を高めよ! »

2021年2月19日 (金)

コロナで銀行の業績は向上しています④

ここ数か月、

銀行の業績上方修正の記事をたびたび見かけます。

コロナ融資額の増大による金利収入増、

保証協会の全面バックアップで与信費用縮小、

コロナ打撃企業の預金減で支払い利息減、など。

銀行にとってはプラス要素が重なっているのです。

コロナ禍の不安のなか、

現状の資金調達に問題がないか、再確認してほしいのです。

 

④社債の発行額が過去最高です

 

2019年、2020年と、

社債の発行額が2年続けて最高となりました。

社債は、会社が発行する債券で資金を集める、資金調達手段のひとつです。

特にソフトバンクやNTTなど、

上場会社が社債を発行しまくって、日銀や投資家が買い手となる、

という資金調達が増えた結果、発行額は過去最高を更新したのです。

 

一方、中小企業が銀行から狙われるのは、

「私共ですべて引き受けますので、社債を発行しませんか。」

という、“銀行引き受けの社債”です。

コロナ禍において、その誘いを受けた、

という声がいくつも聞こえてきたのです。

 

「社債にすれば、毎月の元金返済はなく、

 7年後の一括償還でよいので、資金繰りが安心ですよ。

 コロナもいつまで続くかわかりませんので、

 手元資金をとにかく厚くしておいてはいかがでしょうか?」

といったパターンで誘ってくるのです。さらに、

「御社のような優秀な財務状況の会社にしか、

 この提案はできないんです。」

と、プレミアム感を仕掛けてきます。

 

私たちは、

「銀行引き受けの社債なんて絶対にやるな!」

と言い続けています。

金利は低いかもしれませんが、

その他の手数料が半端なく高いからです。

保証協会の保証料も必要になります。

なんだかんだで、年間利息2%近くなる、

ということが往々にしてあるのです。

 

なので、この提案を受けた私共の顧問先では、

「社債なんてやりません。」

と一蹴しました。

しかし、何も知らない経営者なら、

「それもそうだな。社債というのもいいな。」

と銀行の誘いにまんまと乗せられてしまうのです。

 

低金利のいまどき、

銀行にすれば、社債はおいしすぎる商品なのです。

「ソフトバンクやNTTも、たくさん発行していますよ。」

などと、市中引き受けの社債の話しまで、関係ないのに持ち出すのです。

銀行にとって、先行き不安な今の時代は、

このような商品を提案する、絶好のチャンスなのです。

 

改めて、社債の誘いには安易にのらないよう、

十分にお気をつけいただきたいのです。

 

(古山喜章)

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