行き当たりばったり経営③
実例その1
「家賃の年払いした分があるのですが、経費で落とせますか?
生命保険の前払いは、今からでもできますか?」
「社長、家賃の年払いは、前払費用といって、
経費(損金)に落とせますよ!
ちなみに、決算期である今月(1月)に支払ったんですよね?」
「いえ、これを支払ったのは、昨年の11月です。
もともと、ここのオーナーとの契約は、年払いだったんです。
11月を1月に変更してくれることはありません。
強気なオーナーなもので・・・。」
「社長、決算月である今月に支払えば、
1年間分の前払いは、経費として落ちますが、
2カ月前の11月だと経費になりませんね。
社長、来期も大きな利益が出るんですよね。
11月の支払が変更できないなら、
決算期を11月に変更してみては?」
「なるほど・・・検討します。」
「それと、生命保険ですが、
さすがに今からは、時間がなさ過ぎてムリです。
健康診断とか、いろいろとあるようなので。
でも、保険に詳しい専門家は、ご紹介します。」
「ありがとうございます。」
「同じような保険で、セーフティー共済の加入も
しておきましょう。倒産防止保険で、
年間240万円まで損金に落ちます。
しかも、将来の返礼率は100%です。」
「ところで、社長は、神社仏閣に多額の寄付をしている、
と伺いました。それは全てポケットマネーからでしたね?」
「はい。」
「今期税前利益が3億円ほどと伺いましたが、
200万円くらいまでなら、寄附金は損金に入りますよ。
これは今からでもできますね。」
「ありがとうございます、早速寄付します!」
(福岡雄吉郎)
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