健全なる資産の中身に注視せよ!
貸しビル業界のA社長はランボルギーニランチャをはじめ5~6台の高級車所有を誇り、
パチンコ業界のB社長は名画とクルーザー、金融業界のⅭ社長は夜の社交業界で名をはせ、
株の投機に手を染めておられます。
それぞれ、業界が絶頂期には、銀行等が馳せ参じ、お金をばらまくように貸し付ける姿は決して美しいとは思いませんでした。
登り坂 下り坂、まさかの坂に出くわした時、名車も名画も処分しなければならず、
その価格は、投資した金額とはかけ離れて下落しているのでした。
資産というのは「欲しいと思う」 時には高く、「要らない」時には安いものです。
まして世の中が不況になっていれば 固定資産の価格は、すべて下落しているのです。
会社の資産は B/Sの左側に記載されています。
これら土地・建物、什器内装、設備は、利益を稼ぐ手段、道具として持っているものなのです。
名車や名画、クルーザー、投資株券は経営上の利益獲得に貢献し役立っているでしょうか?
真の名経営者は、少ない資産で高いリターン、利回りの高さに注意を払っているのです。
個人の好きなものに金を使う、リターンを求めないことを『道楽』と言います。それは個人のお金でやってください。
健全な体力を目指すのであれば 資産の中身が負の資産ではなく、生き生きとした価値ある資産の中身でなくてはなりません。
皆さん、今一度 マイナス、負の資産がないか 資産の中から見つけてください。
そして、それを早く健全な体力のうちに処分してください。その行為は、節税にもなるのです。
(井上和弘)
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