サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
フォト

福岡雄吉郎 「賢い節税セミナー」のお知らせ!

インフレ対策セミナー終了とCD発売のお知らせ

ICO新刊発売のお知らせ!

  • 井上和弘 経営革新全集第10巻 9月26日発売!
    井上和弘 経営革新全集 第10巻(著:井上和弘、発行:日本経営合理化教会)「社長の財務戦略」 経営コンサルタントとして約40年前のインフレ期を経験した著者が、来るべきインフレ期へ向けて、中小企業の経営者に対応の要点を熱く語る内容を新たに書き下ろしました。ファン必携の、全集最終巻です。

古山喜章CD お金が残る決算書「100の打ち手」発売!

  • お金が残る決算書「100の打ち手」発売!
    1話5分完結で全100話収録! 会社を強くする決算書にするための具体策を、節税対策、銀行対策、危機対応、業種別対策など、7つの側面から、実例を交えて語ります。 移動時・在宅時などのすきま時間に、ぜひご活用ください。

後継社長塾 修了生の声

経営経典・今日一日の額縁申込み受け付けます

  • 「井上教経営経典・今日一日」の額縁申込みを受け付けます
    価格20,000円(送料込み) ※色は黒色のみ。 商品の発送は、10月下旬になります。 お申込みは、下記メールアドレスまで。 ico@pearl.ocn.ne.jp

« 低金利は続く  (デフレ) | トップページ | 上手に会社を清算する法② »

2021年4月 6日 (火)

上手に清算する方法①

2年前の春、とある会社から1通の手紙を受け取りました。

手紙の内容は、以下のとおりでした。

 

株式会社薩摩金属の代表取締役の西郷と申します。

当社は、鉄鋼原料(鉄スクラップ、非鉄スクラップ)を主に営業してきた会社ですが、

4年前から徐々に手仕舞いをはじめ、現在に至っております。

 

いまから3年後の3月末日をもって会社の土地、建物を売却し、会社を清算するつもりです。その時に、手元資金と土地の売却益で役員退職金を出し、少しでも税負担を軽くすることと、1株あたりの評価を下げたいと思っております

(現在、当社には借入金などの負債に相当するものはありません)。

 

ただ退職金を出すにしても退職金計算式(最適月額報酬×在任年数×功績倍率)で計算するとかなり高額な金額になってしまいます

(私の4年前までの給料は、月額200万円、役員在任年数は30年、功績倍率3で計算しました。現在は30万円です)。

 

当社の2014年までの売上金額平均は、3億5千万円くらいです。

それ以降は、家賃収入が年間15百万円になっています。

5年前までは黒字決算、それ以降は、仕事を止めたため赤字決算です。

 

手元資金と土地売却資金で、私のほかに居る3人の役員に、この計算式に当てはめても支払えるだけの余裕はあります。

果たしてこの退職金が、営業を止めている今の状態で、適正なのか、判断ができないでおります。

また、退職金の支給以外に会社の株の評価を下げる方法があるのか、宜しくご指導のほどお願い申し上げます。

 

株式会社薩摩金属

代表取締役 西郷守

 

早速、西郷社長に電話をして、都内の事務所でお会いすることにしました。

当日、お見えになったのは、西郷社長と大隈専務でした

2人とも年齢は、70歳前後でしょう。改めて、相談に至る経緯を聞いてみると、次のような内容でした。

 

薩摩金属は、創業者の時代には、製罐メーカーとの取引に財閥系の商社が介在していたため、価格交渉や販売先という面で、大きな制約を受けていました。

 

「これではいつまでたっても利益が生まれない。」ということで、営業のやり手だった大隈専務は、このメーカーのキーマンの親族の葬儀に参列したことをきっかけに、キーマンと距離を縮めます。商社経由の取引は、当該メーカーにとっても取引価格の面で不利であること等を説明し、2年後には、この商社を排除することに成功します。

 

薩摩金属は、これを契機にメーカーとの距離を大きく縮め、取引先開拓や価格決定権の裁量度合いが大きく増し、その後の成長につながりました。

 

大隈専務は、その後も、このメーカーのキーマン(後に役員)と個人的な交流を保ちつつ、会社としても、良好な関係を築き上げため、しばらくの間、他社に付け入るスキを与えず、安定的な取引量、利益水準を計上したのです。

 

ところが、このキーマンの役員退任を契機に、徐々に両社の取引関係の緊密さが失われていきます。そして今から4年前に、「薩摩金属さん、これからは、全ての取引を相見積もりにさせてもらうよ。」とメーカーからお達しがあったのです。西郷社長、大隈専務とも自分の息子あるいは、第三者に会社を引き継がせようとは思っておらず、引き際を探っていたところでした。まさに渡りに船で、取引中止、撤退の口実ができたのです。

「それならば、大変残念ではありますが、私たちは引かせていただきます。」と伝えて、取引先に負担や迷惑をかけないよう事業を段階的に縮小し、手仕舞いの準備に入ったのです。

 

(福岡雄吉郎)

« 低金利は続く  (デフレ) | トップページ | 上手に会社を清算する法② »

事業承継・M&A」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 低金利は続く  (デフレ) | トップページ | 上手に会社を清算する法② »

2022年 ご挨拶動画

  • 2022年 ご挨拶動画
    アイシーオーメンバーより皆様へ、新年ご挨拶とともに、2022年に進めてほしいことを、お伝えします。

おすすめブログ

2022年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック