低金利は続く (デフレ)
1994年に私は カリフォルニア ロサンゼルスの住友銀行 米国本部を訪れ、代表の常務にアメリカ金融事情のレクチャを受けました。
25年前にその役員は、はっきりと 「日本のこれからの融資金利は上がる理由はどこにもない!」 と言い切られたのです。
日本へ帰国するとスーパーのダイエーが倒れ、第一勧業銀行も 北海道拓銀等の メガバンクが倒産していったのです。
低金利ということはインフレではなくデフレです。例えば土地は値上がりしません
ところが 中小企業の経営者に各銀行の営業マンは、金融不安をあおり
「長期的に見て 金利は上がりますから 固定金利 長プラで契約した方がいいですよ!」と嘘ばかり言っていたのです。
タダみたいな0.5%を切る貸出金利が続いています。政府のインフレ政策も なかなか効きません。まだデフレ経済が続くようですね。
いかに政府が日銀が 2%のインフレをおこそうにも国民も経営者も気分が萎えて景気の先行きも、新たな投資も考えにくいのでしょう・・・
日銀も低金利、マイナス金利政策を続けています。これでは銀行の経営が行きずまってしまうでしょう。現実に地方銀行は倒れています。
日銀は、本来 各銀行がお客様で、味方でしょうが、日本政府の子会社、政権の与党の政策に沿ってゆかねばならず、今 金利を上げれば中小企業はバタバタと倒れます。
当分、低金利は続くことでしょう。。。。
(井上和弘)
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