資本金1,000万円時代④
コロナ禍で、資本金を減らす会社が、
続々と出ています。
特にコロナの影響をもろに受けている外食産業で、
資本金を減らす会社が続出しています。
資本金1億円以下は、中小企業とみられるわけですが、
これは、あくまでも税務上の話です。
中小企業庁は、また別に、
中小企業の要件を定めています。
昨日、ブログで載せた中小企業の要件ですが、
セーフティー共済加入のほかに、
現在、目玉となっている、
事業再構築補助金などの助成金についても、
この基準が適用されます。
業種によっては、資本金が1億円だと、
こうした支援が受けられない会社もある、
ということです。
資本金5,000万円以下にしておけば、
例外なくこうした支援の対象となります。
まだまだ先の話ですが、
新聞を見ていると、
「中小企業が優遇を受けていてけしからん」
という論調もあります。
特に、税務メリットを受けるために、
大企業もこぞって資本金を減らしており、
中小企業に該当するかどうかのバロメーターとして、
資本金1億円は相応しいのか、という議論になります。
この意味で、将来的には、
資本金基準が1億円、あるいは、5,000万円から
引き下げられる可能性は十分あると思っています。
ですから、
資本金は1,000万円で良いと考えるのです。
(福岡雄吉郎)
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