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2021年7月 2日 (金)

変わる銀行、変わらない銀行⑤

ここ最近、「?」と思わるような銀行交渉があります。

変わる銀行、変わらない銀行、さまざまです。

 

(ケース3)「金利をあげさせてください」

 

サービス業を営むクワタサービス(仮)は、

財務的に優良企業ですが、

取引しているメガバンクから、

「銀行側の採算が悪くなっているので、

金利を上げさせてほしい」と依頼があったといいます。

 

金融機関の人間に聞いてみると、

確かに金利引き上げの動きはある、

ということでした。

 

これまで、金利競争に陥ってきた金融機関の体力が失われはじめ、

だんだんと銀行の経営も危うくなってきているため、

金利引き上げを申し出ているようです。

 

ただし、銀行の腹積もりとしては、

「申し出をすんなり受け入れてくれればラッキー」くらいです。

 

よくよく考えると、銀行が金利を引き上げる、

ということは、私たち中小企業の商品価格、サービス価格を

値上げする、ということです。

 

値上げって、そんなに簡単にできるものではありません。

材料価格の値上がり、最低賃金の上昇などで、

売上原価の上昇が吸収できないため、

やむを得ず、値上げしてもらえないか、

値上げ理由を必死に考えて、悪戦苦闘しながら、

値上げに踏み切ります。

 

 

「採算が悪くなってきたので」という一言で、

簡単に値上げを依頼するなどありえません。

 

それに、銀行が貸しているおカネは、

もともとは、私たちが預けているおカネです。

私たちが預けたお金の金利はゼロで、

その何百倍、何千倍という金利で、私たちに貸し付けています。

 

おまけにその銀行の決算書を見ると、

何千億円という利益を出しています。

何から何まで違和感がありますね。

 

こういった銀行は今後増えてくることが予想されますが、

当然、そういった値上げに簡単に応じる必要などありません。

 

(福岡雄吉郎)

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