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2021年8月31日 (火)

現金が過剰な会社の共通点 ②

「現金も在庫と同じ。過剰に持つな!」

と言い続けております。

それでも決算書を見ると、

過剰な現金を持つ会社の多いこと。

その会社の経営者の方々には、

共通するいくつかの点があるのです。

 

②資金繰りがわからない

 

現預金は月商の2分の1にしなさい、と常々申しております。

「それでは毎月の支払いが厳しいです。」

とおっしゃる経営者がおられます。

「支払うだけではなく、入金も毎月あるでしょ。」

と言うと、

「それはそうなんですが・・・。」となります。

「現状、毎月の入金が何日で、支払いは何日ですか?」と尋ねます。

すると、

「え~っと、確か・・・・。」となって行き詰まります。

 

結局、資金繰りに対する意識・知識が不足しているのです。

毎月これくらいの支払がある、

ということを経験則でつかんでいるだけなのです。

その経験則をもとに、

「余裕を見てその2倍くらいもっておきたい。」

といったような感覚で、必要な現預金を概算しているのです。

 

お金が入る日と、お金を支払う日を明確につかんでおけば、

月末に月商の1ケ月や2ケ月分もの現預金を持たなくてもよい、

ということはわかるはずです。

加えて、お金が入る日を少しずらせば、

支払いが楽になる、等ということも見えてくるのです。

 

貸借対照表で考えれば、

流動資産の現金化と流動負債の支払いのバランス、

を考えればよいのです。

資金繰りがわからないということはつまり、

貸借対照表を見ていない、わからない、ということです。

 

お金の入りと出を管理すれば、短期借入金をしてまで、

余計な現預金を抱える必要はないのです。

総資産を膨張させて銀行格付に悪影響を及ぼし、

払わなくてもよい金利を銀行に払うより、

いかに少ない現預金で資金繰りを回すのか、

ということに、もっと注力してほしいのです。

 

(古山喜章)

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