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2021年9月22日 (水)

利益が出すぎて困る②

業態が、大手企業のサプライヤー(協力業者、下請)の場合、

利益が出すぎてしまうと、

「お前のところは、こんなに利益が出てるじゃないか。

それなら、もっとコストダウンできるだろう。」

という、プレッシャーが強くなるのです。

 

彼らはどんな対策を取っているのでしょうか?

 

(事例1)辻工業(仮)の場合

 

辻工業は、大手自動車メーカーのグループから、

特定部分の処理を請け負っています。

これらの巨大メーカーでは、

サプライヤーに対して、決算書の提出を求めてきます。

株主でなくても、決算情報を開示するよう、要請するのです。

 

といっても、決算書全部ではなく、

彼らが作成しているフォーマットに、

決算数値を記入する形式で、情報開示を行っています。

 

このときに、たくさんの利益(例えば、営業利益10億円以上)を

あげていると、不定期にコストダウンが来るというのです。

かといって、赤字でもいけません。

 

メーカー(元請)から見れば、

つぶれそうなところに発注するのは危険という判断になります。

 

この意味では、メーカーとしては、

利益が出すぎている会社よりも、

赤字の会社を注意深く観察しているようです。

 

とはいいつも、巨大メーカーが、

何百、何千というサプライヤーを

すべて細かくチェックしているかというと、

そういうわけでもありません。

 

なので、辻社長(仮)がこれまでとっていた対策は・・・

「本当のことを伝えない」でした。

 

つまり、利益がたくさん出ていても、

少なくして過少に申告していたのです。

 

長年そうやって過少申告を重ねていても、

結局、メーカー側から何か指摘を受けたことはありません。

 

これはこれで、一つの方法ですね。

 

(福岡雄吉郎)

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