投資するときも“回収は早く”
財務に強い会社の会議は、
常に勘定、つまりキャッシュフローを考えています。
「回収は早く、支払いは遅く」
がシンプルな原理原則ですが、
これは、何も、日ごろのご商売(売掛金回収、買掛金支払)だけでなく、
投資するときにも当てはまります。
財務に強い会社は、
投資したお金をすぐに回収することを考えています。
逆に、財務に弱い会社は、
判断の基準が、ゼニの勘定ではなく、気持ちの感情なのです。
ミエ、メンツ、プライドが優先して、
と何の根拠もなく、希望的な観測に浸って、
投資を決定してしまいます。
財務に強い会社は、投資をする際は、
常に経営幹部に投資計画表を作成させています。
その計画表は20年単位で作成されています。
売上高、営業利益、税引後利益はもちろんありますが、
減価償却費の金額や、資金調達額(自社か銀行か?)、
借入条件も当然明記され、
最後はキャッシュフローが計算されています。
それも投資案件のキャッシュフローと、
全社キャッシュフローと2種類のキャッシュフローで考えています。
「投資をして、何年で回収できるか?」という投資回収期間についても、
計算がしっかりと行われています。
(福岡雄吉郎)
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