投資するときも“回収は早く”②
財務に強い会社の会議は、
常に勘定、つまりキャッシュフローを考えています。
財務に強い会社は、
投資したお金をすぐに回収することを考えています。
「投資をして、何年で回収できるか?」という投資回収期間についても、
計算がしっかりと行われています。
この投資回収期間については、
色々な考えかたがありますが、
簡単に言えば、
「投資総額」を「毎年獲得するキャッシュフロー」で割ってみた、
その数字が、投資回収年数ということになります。
例えば、10億円の投資を行って、
その結果、毎年1億円のキャッシュフローが見込める場合は、
10億円÷1億円=10年が投資回収期間、
ということになります。
分母分子を逆にすると、
「投資利益率」になります。
この例でいえば、
1億円÷10億円=10%が、投資利益率です。
投資回収期間と投資利益率は、逆数の関係です。
少し話は違いますが、発想としては、銀行格付けで利用する、
「債務償還年数」と同じような考え方です。
債務償還年数は、借入総額÷毎年のキャッシュフローが
何年になるか?という指標でした。
当然、短ければ短いほどよいですが、
投資するものが何であるかによって、目安が変わってきます。
(福岡雄吉郎)
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