投資するときも“回収は早く”③
財務に強い会社は、
投資したお金をすぐに回収することを考えています。
「投資をして、何年で回収できるか?」という投資回収期間についても、
計算がしっかりと行われています。
これは当然、短ければ短いほどよいですが、
投資するものが何であるかによって、目安が変わってきます。
流行り廃りが激しい業種における投資、
例えば、飲食店への投資(居抜き)については、
3年~5年が目安です。
スーパーマーケット、ドラッグストアについては、
流行り廃りはありませんが、
商業施設が駅の反対側に出来れば、
人の流れが一気にかわってしまいます。
投資回収は、7年~10年が目安です。
賃貸不動産、倉庫など、
出入りが激しくなく、比較的長期かつ安定した収益が見込める投資は、
15年~20年が目安です。
このときに併せて考えたいのが、借入期間です。
借入金を、自社で作成した投資回収期間よりもかなり短くすると、
資金繰りは必ず苦しくなります。
ここを、“なんとなく”“これまでと同じく”
設定している会社が結構あるのです。
(福岡雄吉郎)
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