高額退職金 事例
私たちの仕事のテーマには、事業承継があります。
そして、事業承継で効果的なのは、経営者に高額の退職金を出して、
株価を引き下げることです。
高額退職金を出す目的は、改めて、
1.経営者の功績に報いること
2.株価を引き下げること
3.大きな損金となり、法人税を抑えられること
4.受け取る個人の税金が、約25%で済むこと
1について
特に、創業者であれば、その功績はとても大きいです。
もちろん、財務体質がよければよいほど、
高額の退職金が出しやすくなります。
2について
株価は、貸借対照表の右下の「自己資本」、
また、「税引前利益」に大きな影響を受けます。
高額退職金を出せば、そのどちらも、減らすことができます。
結果的に、大きく株価を減らせることができます。
3について
高額退職金は30年に1度の税務対策と言われます。
税引前で赤字が出れば、
最大で10年間は法人税の支払いを抑えることができます(繰越欠損金)
4について
退職金も役員報酬も累進課税ですが、
退職金の場合は、「1/2課税」といって、
額面金額に1/2をかけて、それに対して所得税がかかります。
しかも、額面金額から、役員年数に応じた分だけ、
退職所得控除があります。
結果的に、高額の退職金をもらっても、
所得税+住民税は、だいたい25%くらいで済むのです。
(福岡雄吉郎)
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