期末決算に向けて④
3月決算の会社は、期末決算まで残り5ヶ月となりました。
9月の半期の決算数字も固まり、
3月の本決算の予想が立てられる頃だと思います。
利益が出る会社、出ない会社、様々ですが、
利益が出る会社は、いまのうちから
税務対策を考えないといけません。
繰り返しますが、期ズレはチェックされやすいので、
避けなければいけません。
しかし、例えば、建設業のなかには、
決算期末付近に予定されている引渡し時期を
少し後ろにズラすことで、
売上を翌期にするということを検討している会社もあります。
もちろん、当初取り決めした引き渡し時期をズラすので、
お客様の合意なしではできません。
施主が法人だと難しいですが、
個人向けのハウスメーカーのほうが、
こうした対策は、まだとりやすいです。
あとは、下期にかけて大型の利益が見込めるのであれば、
決算期を変えてしまう方法もありです。
業績に関して、季節変動が大きい会社は、
一年のうち、利益が一番多くでる月を、
期首にもってくると、その後の利益コントロールがしやすいですね。
期末に、売上、利益がどっと出るような会社は、
利益調整がしづらいので、
この意味で、決算期を変更することを
改めて考えるのもよいと思います。
(福岡雄吉郎)
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