贈与税がなくなる?④
相続税対策として、
低い税率の範囲内で、贈与を行うことを検討します。
しかし、贈与する時期に注意する必要があります。
つい最近あった事例では、
創業社長が年初に亡くなりました。
病気持ちの方でしたが、
あまりにも早いタイミングでした。
この方は、長男、長女、次女に対して、
ここ5年ほどは、年間300万円ほど贈与をしていました。
先般、遺産分割協議書もつくりおえて、
相続税の申告をしたのですが、
3人の子供がなげいていました。
「思っていたより、相続税が増えましたよ・・・・」
「どういうことですか?」
「親父がなくなる3年前からの贈与は、
相続財産に含めて相続税が計算されるみたいで、
ただでさえ、相続税がそれなりだったのが、
さらに増えました・・・」
そうです、亡くなる3年以内の贈与は、
相続財産に含められる、というルールがあります。
そして、このルール自体が、
今年の税制改正のポイントして注目を浴びていたのです。
(福岡雄吉郎)
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