少人数私募債のスキームが否認された
昨年、一本の電話が入りました。
「会長、ごぶさたしています。お元気ですか?」
「まぁ、おかげさまで、事業も忙しくしています。」
「ところで、突然、どうされましたか?」
「いやね、いま、国税局の税務調査がはいっとるんです。
大阪国税局ね。期間は、1ヶ月かな。5年ぶりくらいですわ。」
「あぁ、会長、退職金もお取りになりましたからね。
そっちのほうは大丈夫ですか?」
「えぇ、そっちのほうは、特に指摘はなしですわ。
しかしね、一つ、少人数私募債ってありましたわね。
あれが、いま、問題になっとるんですわ。」
「そうですか、何が問題になっているのですか?」
「金利が高いとか、色々と言われてますね。
あとで、質問事項送るんで、一回みてくれませんか?」
私が直接お手伝いしたわけではないのになぁ・・・
と思いながら、質問事項に目を通すことにしたのです。
そこには、次のような質問がのっていたのです。
・金利が高い
・無借金会社なのになぜ、会長から借金したのか?
・このスキームは、誰の指導でしたのですか?
・その人に、お金は支払っていますか?
(福岡雄吉郎)
(福岡雄吉郎)
« 株式はなぜ、思わぬ方向に分散してしまうのか⑤ | トップページ | 少人数私募債のスキームが否認された② »
「税務調査対策」カテゴリの記事
- 更正処分してもらいました⑬(2024.11.21)
- 更正処分してもらいました⑫(2024.11.20)
- 更正処分してもらいました⑪(2024.11.19)
- 更正処分してもらいました⑩(2024.11.18)
- 更正処分してもらいました⑨(2024.11.08)
コメント