経営のミスリードにダマされるな!②
世の中に経営コンサルタント業を営む会社は
数多く存在しています。
経営者はそれだけ不安で、孤独なのです。
そして、知らないことがたくさんあるのです。
しかし、私たちICOからすれば、
「それは間違った指導だろ」ということが、
世の中に存在するのも、悲しきかな事実なのです。
①「自分で貯めた1億円も、銀行から借りた1億円も、
“金利を払うか払わないか”の違いだけ」
武蔵野 小山昇氏の著書
“99%の社長が知らない銀行とお金の話”に書かれている言葉です。
私たちICOでは、
“銀行から1億円借りたら、1億円を返さなければいけないし、
金利も払わないといけない。”
とお伝えしています。
借りたものは返す。当たり前の話しです。
金利を払うか払わないかの違いだけ、というのは、
元金返済をまったく考えていないのか、
返さずに何度も借りなおせばいい、と考えているかのどちらかです。
いずれにしても、お金を貸した銀行に対して、失礼な話しです。
冒頭の文言のあとさらに、
「自分で1億円を貯めるには、
税金の支払いがあるので2億円稼がなければなりません。」
とあるのです。
要は、返さずに借りっぱなしにしておけばいい、
という発想なのです。
私たちICOでは、
「借入金を返すお金があるのなら返しなさい。
借りているだけで金利がかかり、稼いだお金が流出するじゃないですか」
と常々申し上げております。
金利なんて安いもんだから借りておいたほうがいいい、
という発想は全くありませんし、
それが健全で盤石な財務体質を作る、と考えるのです。
金利は何のリターンもないコストです。
銀行が喜ぶだけです。
だから、借りるにしても可能な限りの低金利にしたいし、
必要のない借入金は、しないほうが良い、と申し上げるのです。
それに、余計な1億円を銀行から借りて、
そのまま手を付けずに置いておく、ということも、
実際にはなかなかできません。
資金に余裕があれば、余計な支出をしてしまうのも、
中小企業にはよくある話しなのです。
だから、コロナ融資で借りた不要な資金も、
早くいまのうちに返済してほしいのです。
「自分で貯めた1億円も、銀行から借りた1億円も、
“金利を払うか払わないか”の違いだけ」
といったミスリードを信用して借り続ければ、
それこそ、不要な金利を払い続けるだけです。
そのようなことは、絶対にしないでほしいのです。
(古山喜章)
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