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2022年6月15日 (水)

親の心、子伝わらず③

親であれば、誰しもが「兄弟姉妹仲良く」

と願うところではありますが、

現実にはそうはいかないことも多く、

中には、兄弟で紛争に至る、

あるいは、親子間でさえ、弁護士を使って闘争する、

という事態に陥ることもあるのです。

 

ケース1

会社を追い出された弟は、

自分の持っている株を兄に、

買ってほしいと伝えました。

兄は、これを拒否。金額で合意できなったのです。

 

その後、弟は、その株式を、

「無断で」見ず知らずの会社に売却してしまいました。

 

「無断で」というところがポイントです。

これを読まれた方は、

「うちの定款には、取締役会の譲渡承認条項がついている。

だから心配ない。」と思われている方が圧倒的に多いですが、

現実には、定款にその定めがあっても、売却することは可能です。

 

では、何のための譲渡承認条項かといえば、

この場合は、事後承認という意味になります。

 

つまり、弟から株式を譲り受けた新たな株主が、

「私を株主として承認してくださいね。

そのために、取締役会の合意が必要」という意味です。

ご存知でしたか?

 

ちなみに、その弟から株式を買い取った会社は、

いわくつきの会社です。

 

全国各地で、こうした事件が散見されるようになっています。

 

(福岡雄吉郎)

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