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2022年6月 3日 (金)

人を見て策を考える⑤

先日、相談に来られた九州地方でホテル業を営んでいる

九州開発(仮)の嵯峨社長(仮)ですが、

相談内容は、「ホールディングを設立したほうがよいか?」

というものでした。

 

昨日の続きですが、

会社をM&Aするということは、

その会社の株式を売る、ということです。

 

株式を売ることを考えたときに、

個人として売るか、

会社として売るか、

どちらがよいのでしょうか?

 

個人として売る場合は、簡単にいえば、

売却金額×約20%が税金です。

つまり、売却金額の8割が、手元に入ってきます。

 

それに対して、M&Aする会社の株式を

会社が持っていた場合は、どうなるでしょうか?

この場合は、売却益に対して、まずは法人税(約30%)がかかります。

そして、残りの7割が、会社に残ります。

 

この7割のお金は、当たり前ですが、

オーナー個人の懐には入りません。

これを個人の懐に入れようと思うと、

 

(1)配当する

(2)退職金で支払う

(3)会社を清算する

 

(1)も(3)も高い所得税がかかります(約50%)。

(2)退職金ですが、役員年数、また、これまでの役員報酬を多額にとっていないと、

高額退職金は受け取れません。

高額退職金を受け取ったとしても、そこでまた、約25%の税金がかかります。

 

つまり、一度、法人税で税金を払って、

そこからさらに、所得税(住民税)を払うということになります。

 

個人で株式を売るか、法人で株式を売るか、

どちらが得かは、言うまでもありません。

 

会社が複数あるから、ホールディングス化ではなく、

各社を将来どうしたいか、これを確認することが、

まずは大切になります。

 

(福岡雄吉郎)

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