親の心、子伝わらず
親の心、子知らず、
とは昔から言われることわざではありますが、
こと事業承継においては、
親の心、子伝わらず、
とでも言いましょうか、
そういった場面に出くわすときがときどきあります。
親であれば、誰しもが「兄弟姉妹仲良く」
と願うところではありますが、
現実にはそうはいかないことも多く、
中には、兄弟で紛争に至る、
あるいは、親子間でさえ、弁護士を使って闘争する、
という事態に陥ることもあるのです。
現に、そういったトラブル事例が
複数、私たちに持ち込まれ、対策の検討に
知恵を振り絞っています。
会社は、外敵には強く、内紛には弱い、
とはよく言われる言葉ではあります。
内紛をきっかけに、会社の体力が弱まり、
結果として、会社として停滞する、最悪は、身売りに至る、
というようなことにもなりかねません。
それで、なぜ、そうなってしまうか?
突き詰めて考えていくと、
「株式」になるのです。
能力があるとかないとか、
人望があるとかないとか、
そういうことも全くないとはいえませんが、
最終的には、株式が揉める原因といえます。
実際に、どんなことが起こっているのか、
ご紹介をしていきたいと思います。
(福岡雄吉郎)
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