福利厚生が見直されつつあります。②
バブルが崩壊してデフレに突入後、
従業員への各種福利厚生は、徐々に縮小されました。
しかし、インフレ期に入ろうかとする昨今、
福利厚生を見直し始めている中小企業が、
ポツポツと出始めているのです。
②特別休暇を与える
サラリーマンの男女に、
どのような福利厚生がほしいか、というアンケートをすると、
上位に入るのがこの「特別休暇」が欲しい、という答えです。
要は、休日が増えてほしい、と考える働き手が多いのです。
多いのは、
誕生月に特別休暇を1日付与する、バースデー休暇です。
あと、じわじわと事例を見かけるのが、
人間ドックと抱き合わせにした、ヘルスケア特別休暇です。
特別休暇を1日付与して、人間ドックの費用も福利厚生で負担する、
といったものです。
40歳以下なら人間ドックの必要性をあまり感じませんが、
40歳を超えた社員だと、健康面を気にする人が増えるものです。
その人たちに合わせた福利厚生として活用する、
という中小企業が出てきています。
とはいえ、
1日程度の「特別休暇」なんていらない、という社員もいます。
その場合は、「特別休暇」か、その月だけの「バースデー特別手当」か、
と、選べるようにしている会社もあります。
その会社では、「特別手当」を15000円に設定しています。
休暇はいらないから、15000円の手当てを受け取るほうがいい、
という従業員も、それなりにおられるようです。
従業員の価値観も多岐に渡る時代です。
かつてあった社員旅行や大宴会、保養所の活用など、
会社から一方的に押し付けるタイプのものは、好まれないようです。
1週間程度の大型特別休暇を提供できれば、
それにこしたことはありません。
が、中小企業では限界があります。
少なくとも、
福利厚生としてのメニューを増やす、という考え方でいいのです。
1日か2日の特別休暇を付与し、加えて、
有給休暇は100%消化しています、
ということであれば、会社の魅力も増します。
これからは、人材確保がますます厳しくなる時代です。
通常の公休日以外に、「特別休暇」の導入も、
検討していただきたいのです。
(古山喜章)
« 福利厚生が見直されつつあります。① | トップページ | 福利厚生が見直されつつあります。③ »
「人事・労務」カテゴリの記事
- もうこんなことはやめましょう⑩(2025.10.27)
- 労務への考え方が変わってきた⑤(2025.04.11)
- 労務への考え方が変わってきた④(2025.04.10)
- 労務への考え方が変わってきた➂(2025.04.09)
- 労務への考え方が変わってきた②(2025.04.08)

コメント