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2022年7月20日 (水)

営業利益を増やしなさい②

銀行が最も重視する利益は、営業利益です。

だから、損益計算書においては、

“営業利益が大きく見える決算書にしなさい!”

と言い続けています。とはいえ、

コロナによる出費増や、値上げによるコスト増のなか、

無策であれば、営業利益は減る一方です。

しかし、このような環境においても、

営業利益を落とさずに増やす、知恵や工夫はあるです。

 

②価格高騰コストは特別損失に計上しなさい

 

原材料、光熱費、運賃など、

今年に入って価格がどんどん上がっています。

例えば、

プラスチックを扱う顧問先のメーカーでは、

「このままでは原材料が昨年度の1.5倍です!

 営業利益が大きくマイナスになってしまいます!」

との悲鳴が聞こえてきました。

同様の悩みを抱える中小企業は多いはずです。

 

で、そのメーカーでは、

価格高騰の原価を特別損失に計上することにしました。

「うちの原材料の標準原価はいくらですか?」

と確認すると、1㎏あたり150円です。

毎年度、標準価格をもとに、原材料費の予算を組んでいたのです。

「じゃあ、1㎏あたり150円を超えた原材料費は、

 特別原材料費、として特別損失に計上しましょう。」

ということになったのです。

 

このようにすれば、少なくとも、

営業利益が極端に下がることはありません。

それに、過去にないくらいの高騰ぶりです。

ならば、標準原価を越えた分は特別損失に計上する、

ということで、理屈が通ります。

 

その話を他社ですると、

「うちは標準原価なんてないんですが、電気代が異常に上がってます!」

という小売店業の方がおりました。

「では、過去3年の平均単価を調べて、

越えた分を特別光熱費にしましょう。」となりました。

 

要は、原材料費、電気代、燃料費等、

通常ではありえない価格高騰分を特別損失に計上することで、

営業利益が極端に下がらないようにする、ということです。

現状の価格高騰こそ、まさに特別損失です。

該当するコストがあるのなら、

そのコストを特別損失で計上するべきなのです。

 

(古山喜章)

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