こんなはずでは…④
事例 海外への出資~その3~
製造業を営む会社のオーナーが、
80歳を超えて、新規事業に進出しました。
飲食業です。
資本金として5000万円振込みました。
ところが、その後、まさかの事態が発生します。
まさかの事態 2
当初出資した5000万円に加えて、
追加で3000万円の出資をしたオーナー。
異国の地での飲食事業は誤算続きで、
浮上のきっかけもつかめずに、
このままでは、投資回収ができないことは自明でした。
「これを税務上で落とす方法も考えないと・・・」
ということで検討をスタートしました。
「オーナー、まず、当初の出資契約書見せてください。」
とお願いしても、「はいはい、ちょっと待って」と言って、
なかなか資料が出てきません。
「追加出資については、どんな書類ですか?
日本の場合だと、これは増資になるため、
引受書とか、そういった書類があるはずです。」
なかなか、書類が出てきません。
「これって、出資ではなくて、貸付じゃあないんですか?
あるべき書類がないですよ!」
そういって、時間が経過したあと、
弁護士を入れて協議することにしました。
弁護士さんに、現地の担当者を通じて、
株主名簿を入手してもらうと、
なんとまぁ!このオーナー(会社)は、株主になっていないではありませんか!
株主の名前は、ただ一人、見慣れない女性だけです。
「こんなことって・・・」
一同愕然としたのです。
(福岡雄吉郎)
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