ITでもセカンドオピニオン②
医者、法律、税務の分野では、
セカンドオピニオンの重要性は、浸透してきていますが、
ITについても、第三者から意見をもらう、ということは、大切です。
建設業界はまだまだどんぶり勘定で、
例えば、Aという商品を、12,500円で販売した場合に、
得意先(建設会社)からの入金は、12,000円で来ることがあるのだそうです。
経理の社員さん、パートさんが売掛金の消し込みを行いますが、
請求額通りに入金されれば、スムーズに消し込みができるところ、
現実は、端数が切り捨てられて入金されるため、
「この入金分は、あの会社の請求のものだな」という感じで、
時間をかけて消込作業を行っています。
何せ、得意先は1万社ほどあり、全国に営業所があり、
取引件数が膨大なのです。
その消込作業にたくさんの社員、パートがかかりっきりなので、
社長としては、もっと効率的にならないか、作業負担を減らせないか?
と考えるわけです。
小口現金の精算と同じように、
消込作業も、それ自体、生産的な仕事とはいえないのです。
「経理部長、何か工夫されてないのですか?」
「はい、M銀行が提供してくれる消込システムを使っています。
“この入金は、あの請求分だな”と自動的に照合、処理をしてくれます。
しかし、まだ、システムの精度が高くなく、
合致率は、60%程度なのです。」
(福岡雄吉郎)
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