ITでもセカンドオピニオン
医者、法律、税務の分野では、
セカンドオピニオンの重要性は、浸透してきていますが、
ITについても、第三者から意見をもらう、ということは、大切です。
顧問先で、建設業に携わる会社があります。
工事現場で使う消耗品などを、
建設会社に対して売っています。
財務的には素晴らしい会社で、
毎期安定した業績も確保しています。
超優良会社なわけですが、
今後に向けた課題を整理しているなかで、
経理業務の効率化、というテーマになりました。
話を聞いていくと、建設業界はまだまだどんぶり勘定で、
例えば、Aという商品を、12,500円で販売した場合に、
得意先(建設会社)からの入金は、12,000円で来ることがあるのだそうです。
「端数切捨て」での入金です。
端数といっても、1円、2円の話ではありません。
端数切捨てという行為自体、問題なのですが、
何が問題かというと、
請求金額(売掛金)と入金額が合わないため、
経理業務が大変だ、となるわけです。
得意先から入金があったら、
売掛金がゼロになります。
これを『消し込み』といいます。
経理の社員さん、パートさんは、常時3名いますが、
この方たちが、はりついて、売掛金の消し込みを行っているのです。
(福岡雄吉郎)
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