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2022年9月30日 (金)

政府系銀行を活用しなさい⑤

銀行は大きく二つの系統に分かれます。

メガバンク、地銀、信金など民間の市中銀行と、

政策金融公庫や商工中金の政府系銀行です。

しかし、

この二つの系統の特徴をよく理解して、

資金調達をしている中小企業は少ないのです。

 

⑤経営破綻時の追い込みがない

 

民間銀行の場合、融資先が経営破綻に陥った際、

その債権を銀行系の債権回収会社(サービサー)へ売却します。

融資額の10%が相場です。

銀行にすれば、10%でも回収できればラッキーなのです。

 

そしてその不良債権を買った債権回収会社は次に、

オーナー経営者への取り立てに動きます。

10%で買ったので、それ以上の金額を取り立てれば、

上乗せ分が債権回収会社の儲けになる、というわけです。

逆に全く回収できなければ、買取に使った資金全額がパーです。

だから、必死に取り立てます。

その専門会社なので、容赦ありません。

執拗に追い込んでゆくのです。

 

ところが、政府系銀行はここが違います。

債権回収会社への売却がありませんし、取り立てもありません。

実際に経営破綻された会社の元社長にお聞きしました。

 

「政府系銀行からの借入金、8億円はどうなりましたか?」

するとその元社長はこう言いました。

「あれは全く返していないです。

 担当者が資料を作成してきて捺印したら、それでチャラですわ。

 あれは助かりました。」

「民間銀行の借金はどうなったんですか?」

「サービサーに売られて、そこからしつこく督促に来ましたね。

 あれはなかなか、あきらめないですよ。

 今もちょびちょび返せる範囲で返済しつづけてます。」

 

とのことだったのです。

政府系銀行の融資資金は顧客の預金ではなく、

貸すために政府から入ってきたお金です。

なので融資資金回収に、そこまで注力しないのです。

 

経営破綻はしないほうがよいです。

が、万一そのような事態に陥った際のリスクを思えば、

追い込みのない政府系銀行は、ありがたい存在なのです。

 

(古山喜章)

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