即時償却 事例
来年3月まで使うことのできる即時償却ですが、
コロナ対策で、従来の
A型 生産性向上設備
B型 収益力強化設備
に加えて、「C型」というものができました。
C型は、結構使いみちがありますし、使うことのハードルは低いのですが、
まだなかなか使われていないのが現状です。
そこで、今回は、このC型の実務について、改めて紹介します。
C型というのは、デジタル化のための設備投資です。
対象設備は、次のいずれかを実現するものです。
①遠隔操作
②可視化
③自動制御化
いわゆる蜜を避けるための投資、でもありますね。
対象科目は、
・機械装置 160万円以上
・工具 30万円以上
・器具備品 30万円以上
・建物附属設備 60万円以上
・ソフトウエア 70万円以上
A型、B型と同じく、建物は対象外です。
また、医療機器も対象外ですし、
中古資産、貸付用資産も対象外であります。
そして、大切なのは、
投資内容が、先ほどの①~③のいずれかを満たすことを、
所轄の経済産業局に提出して、承認をもらう、ということです。
そして、そのうえで、「中小企業経営力向上計画」という別の書類を作成して、この承認をもらう必要があります。
つまり、承認をもらう段階として、2段階ある、
ということです。
では、明日以降、具体的にもう少し詳しくご説明してゆきます。
(福岡雄吉郎)
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