フランチャイズビジネスの是非④
地域密着型のフランチャイジービジネスに
フランチャイジーとして加盟した恵比寿社長ですが、
なかなか業績が思うようにあがっていきません。
・他のフランチャイジーで、うまく行っているところに、
ノウハウなど聞きに行くこと
・フランチャイジーの集まりがあれば参加して、
情報収集すること
恵比寿社長を通じて探ってもらいました。
ところが、
フランチャイジーの集まりのようなものは、かって行われたことがなく、
また、『他のフランチャイジーで上手く行っているところに
視察に行かせてほしい。他店の情報を共有してほしい。』と頼んでも、
本部からは、店舗見学を嫌がられ、濁されてばかりでした。
本部としても、加盟店が発展してくれることが大事でしょうから、
通常なら、加盟店の交流をはかったり、
勉強会を企画してもよいものですが、
このフランチャイザーは、そうした取り組みが一切ありませんでした。
恵比寿社長は、本部の責任者等を呼び出し、
「おたくの指導はどうなっているのか?」など、
加盟店として、苦言を呈するようになっていきました。
そうしてようやく、フランチャイジー(加盟店)の集まりが開催されたのです。
全国から加盟店が集まり行われたミーティングで、
ようやく、他の加盟店のトップと話ができました。
そこで言われた言葉、
「このビジネスは、単体では、収益はとても出ないよ。」
「10年前と比べて、加盟店は減っているよ。
それが全て物語っているでしょう。」
「本部のロイヤリティーは、固定で入ってくるから、
加盟店の業績が落ちようが、あまり気にしないんじゃない?」
他の加盟店からは、嘆き、グチを続々と聞いたというのです。
それを聞いて恵比寿社長は愕然としました。
フランチャイジーとして加盟する際は、
・加盟店の伸び率と収益率
・加盟店の店舗見学と加盟店同士の情報交換の場があるか
・本部の教育体制
など、しっかりとチェックすることが大事です。
(福岡雄吉郎)
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