サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
フォト

ICO新刊発売のお知らせ!

古山喜章の「労務コスト削減策」セミナーのお知らせ

  • 古山喜章「労務コスト削減策」セミナーのお知らせ
    10月19日(木)大阪、10月27日(金)東京(オンライン受講あり)にて。10時30分~16時00分。超人手不足の時代を迎え、最大の経費である労務コストをどのように削減するのか、をテーマにセミナーを行います。詳細&申し込みはこちらからどうぞ。

井上和弘「経営革新全集」10巻完結記念講演会 CD発売!

  • 井上和弘「経営革新全集」10巻完結記念講演会 CD発売!
    2023年7月に開催され大好評を得た、井上和弘の記念講演セミナーを完全収録!全集のエッセンスを凝縮してお届けします! 移動中などにお聞きいただき、学びを深めてください。 動画でも視聴できるよう、購入者専用アクセスコードも入っております。

後継社長塾 修了生の声

経営経典・今日一日の額縁申込み受け付けます

  • 「井上教経営経典・今日一日」の額縁申込みを受け付けます
    価格20,000円(送料込み) ※色は黒色のみ。 商品の発送は、10月下旬になります。 お申込みは、下記メールアドレスまで。 ico@pearl.ocn.ne.jp

« フランチャイズビジネスの是非④ | トップページ | 銀行とのつきあい方② »

2022年10月17日 (月)

銀行とのつきあい方①

円安にコストインフレが続くなか、

中小企業における銀行取引にも、

さまざまな変化が見えてきました。

環境変化が大きい現状、銀行の言いなりにならぬよう、

お気を付けいただきたいのです。

 

①2023年は倒産が増えます

 

銀行の元頭取とお話しをする機会がありました。

「来年は今年よりも倒産が増えそうです。」

とのことでした。

その後、現役の役員と話しをしても、

同じことを言っておられました。

 

その理由は、二人とも同じです。

「コロナ融資の返済が本格的に始まるから」ということです。

一部の業界や企業ではすでに返済がスタートしていますが、

多くはコロナ融資から満3年を迎える2023年から、

返済がスタートします。

 

「どうやら、返済開始に耐えられない会社が、

 それ相応の数あるようで、その選別に動き始めています。」

とのことなのです。

本来、銀行は不良債権を発生させたがりません。

回収不能の損失を被ることと、

金融庁からのおとがめを嫌うからです。

 

しかし、コロナ融資に関しては、

保証協会が銀行に対して、100%の保証をしています。

なので、コロナ融資を受けた企業が倒産しても、

銀行は保証協会を通じて100%回収できるのです。

回収不能の損失はなく、痛みがないのです。

通常、保証協会は最高80%保証なのです。

 

だから銀行は、

返済が厳しくても継続融資をする会社と、

返済不能であれば、もうそこで見限ってしまう会社を、

今の打ちから選別し始めているのです。

となると、倒産が増えるのは当たり前なのです。

彼らは、そのことを承知しているのです。

 

ただ、倒産が増えるといっても、

要はゾンビ企業が減る、ということです。

借入金の連続でお金が回っている会社に、

今後の資金注入をやめるだけです。

延命治療の生命線をカットするだけです。

まっとうな戦で生き残っている企業にとっては、

ある意味ありがたい事なのです。

 

とはいえ、銀行もカネ余りです。貸し先の不足に困っています。

どこまで英断し、継続融資を途絶えさせるのか。

その余裕がある銀行と、そんな余裕のない銀行が、あるはずです。

この結果によって、

銀行の優劣にも、ますます差が広がってゆくのです。

 

このブログを読んでいただいている会社には、

2023年、そのような状況に巻き込まれないよう、

祈るばかりなのです。

 

(古山喜章)

« フランチャイズビジネスの是非④ | トップページ | 銀行とのつきあい方② »

銀行交渉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« フランチャイズビジネスの是非④ | トップページ | 銀行とのつきあい方② »

おすすめブログ

2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

2022年 ご挨拶動画

  • 2022年 ご挨拶動画
    アイシーオーメンバーより皆様へ、新年ご挨拶とともに、2022年に進めてほしいことを、お伝えします。