有姿除却(ゆうしじょきゃく)②
日本の会社では、たくさんの会社が3月決算になっています。
残すところ、あと4ヶ月ほど。
決算対策を行うには、ちょうどよいタイミングです。
逆にいえば、3月決算の場合は、この時期から、
決算対策をお考えいただきたいのです。
決算対策として、『有姿除却(ゆうしじょきゃく)』を検討してください。
国税庁が『有姿除却(ゆうしじょきゃく)』について、
説明しています。
それが次の説明です。
次に掲げるような固定資産については、
たとえ当該資産につき解撤、破砕、廃棄等をしていない場合であっても、
当該資産の帳簿価額からその処分見込価額を控除した金額を
除却損として損金の額に算入することができるものとする。
(1) その使用を廃止し、今後通常の方法により
事業の用に供する可能性がないと認められる固定資産
(2) 特定の製品の生産のために専用されていた金型等で、
当該製品の生産を中止したことにより
将来使用される可能性のほとんどないことが
その後の状況等からみて明らかなもの
難しく表現されていますが、
上の(1)(2)どちらかに当てはまる場合には、
除却損を計上できる、ということです。
(1)(2)とも共通しているのは、
今後、使うことをストップして、将来にわたって、
以前と同じように使うことがないなら、
除却損を計上してかまわない、ということです。
(福岡雄吉郎)
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